おからは、豆腐を作る際にできる大豆の搾りかすで、栄養価が高く節約食材としても知られています。
ところが、おからの価格が去年が200gで68円、今回(2024年5月に)購入した時は、128円になっていました。価格上昇の影響はおからにまでおよんでいました。
今回は、おからの煮物の栄養価と煮物の簡単な作り方について紹介します。
節約食材といえばおからがナンバーワン!
節約食材といえばおから!と言い切れるほど、おからは節約に最適な食材だと思います。昨年は200gが68円でしたが、物価の上昇により、今年(2024年)5月には128円になりました。
それでも200gを100円台で購入できるのは、節約食材として十分価値があると言えるでしょう。
おからの煮物の栄養価 イソフラボンなど
おからの栄養価
◉イソフラボン
大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをし、更年期障害の症状緩和や骨密度の維持に役立ちます。
◉不溶性食物繊維
腸内環境を整え、便秘の予防や改善に役立ちます。100gあたり約11gの食物繊維を含んでいます。
◉たんぱく質
植物性たんぱく質が豊富で、筋肉の修復や成長に必要なアミノ酸を供給します。100gあたり約6gのたんぱく質を含んでいます。
ゴボウの栄養価と効果
◉食物繊維
ゴボウは食物繊維が非常に豊富で、特に不溶性食物繊維が多く含まれています。これにより、腸内環境を整え、便秘の予防や改善に役立ちます。
◉アミノ酸
ゴボウには体内で作ることができない必須アミノ酸が含まれており、これらは体の成長や修復に必要です。
干し椎茸の栄養価
◉ビタミンD
干し椎茸はビタミンDの優れた供給源です。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨や歯の健康を維持するために重要です。日光に当たることで、ビタミンDが豊富になります。
◉β-グルカン
干し椎茸に含まれる多糖類であるβ-グルカンは、免疫力を強化し、抗がん作用があるとされています。
干し椎茸でビタミンDアップ
夏の太陽を利用して、干し椎茸を作ってみませんか?
たくさん作って瓶に保存しておくと便利です。冬におでんを作る時に使用することも出来ます。
椎茸をザルや網に並べ、風通しの良い場所で天日干しします。夏の強い日差しを利用すると、早く乾燥します。
おからの煮物の作り方
おからの煮物の作り方を説明します。1度作れば簡単です。
食材▽
おから 200g
ゴボウ 1/2本
人参 1/2本
刻みネギ 1本
干し椎茸 2本
調味料▽
椎茸の戻し汁 100g
出し汁 100g
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ2
だし醤油(3倍濃縮) 大さじ5
作り方
1.ゴボウはささがきし、人参、椎茸は千切りにします。
2.大さじ3の油で、ゴボウ、人参、椎茸をかるく炒めます。
3.おからを入れて、椎茸の戻し汁、出し汁をいれて中火で煮ます。おからはすぐに汁を吸ってしまうので、汁が足りなくなったら足しながら煮ます。水分がなくなるとボソボソするので、水分を残してしっとりしたおからに仕上げます。
4.火が通ったら、砂糖、みりん、醤油の順にいれてさらに煮ます。
5.最後に刻んだネギを加えて5分程煮た後、味を染み込ませるために鍋に蓋をして火から下ろし、しばらく置いておきます。
おからの煮物以外のおからの食べ方
◉おからサラダ
野菜と混ぜ合わせてサラダにすることで、栄養価の高い一品になります。
◉おからハンバーグ
お肉の代わりにおからを使うことで、低カロリーで高たんぱくなハンバーグが作れます。
◉おからクッキー
ヘルシーなおやつとして、おからを使ったクッキーは食物繊維が豊富で満腹感が得られます。
◉おから炒め
野菜や肉と一緒に炒めることで、簡単に栄養バランスの取れた料理が完成します。
まとめ
◉おからは安くて節約食材といえます。
現在は200gで128円ほど。
◉おからの栄養価
大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをし、更年期障害の症状緩和や骨密度の維持に役立ちます。
◉おからは低カロリーで、ダイエット中の方にもぴったりの食材です。
◉おからの煮物(ゴボウの栄養価)
ゴボウは食物繊維が非常に豊富で、腸内環境を整え、便秘の予防や改善に役立ちます。
◉おからの煮物(干し椎茸の栄養価)
・干し椎茸に含まれるビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨や歯の健康を維持するために重要です。
日光に当たることで、椎茸に含まれるエルゴステロールがビタミンDに変わります。
・干し椎茸に含まれる多糖類であるβ-グルカンは、免疫力を強化し、抗がん作用があるとされています。