要約筆記の現場で役立つ!紙の資料をテキストに変換する簡単な方法

要約筆記の現場で配布された紙の原稿を、テキストに変換してスムーズにパソコンに取り込み、前ロールを作成できれば、生入力する負担が軽減できます。その方法を紹介します。

紙の原稿をパソコンに取り込む方法

スマホのラインを使用します(アプリはいろいろあると思いますが一般的に皆さんがお持ちのもので)

※前ロールとは、原稿をもとに事前に作成しておくテキストのこと                                

要約筆記の派遣現場での状況について

要約筆記の派遣では、事前に挨拶原稿や司会の原稿が入手されていれば、前ロールを作成していき、当日の生入力の負担を軽減出来ます。

しかし、実際には当日会場で紙で配布されることも多く、紙の文書を分担して手打ちして前ロールを作成する場合が多いです。

当日準備には、主催者との打ち合わせ、机やスクリーン、プロジェクター、パソコンなどの設営、それからこのような前ロールの準備と、当日の作業分担の打ち合わせなど、作業が多いため、出来るだけスムーズに間違いなく準備を行う必要があります。

原稿が少ない場合は手打ちの方が早い場合もありますが、多い場合は、この方法を取り入れるのもいいと思います。

ネットワーク接続されていれば簡単ですが、接続されていない会場も多く、その場合はポケットWi-Fiなどが準備出来ればなお便利だと思います。

要約筆記の派遣現場ではこのように念入りに準備が行われ、開始された時に聴覚障害者の皆さまに負担がないように「早く・正しく・読みやすく」表出する必要があります。

要約筆記とは

話し手の話の内容をつかみ、それを文字にして伝える、聴覚障害者のためのコミュニケーションの保障です。1960年代に考案され、現在は手話通訳と同様に福祉サービスとして行われています。

全要研 | 全国要約筆記問題研究会(全要研)は情報バリアフリー社会の実現をめざしさまざまな支援活動を行っています。 (zenyouken.jp)

要約筆記には「パソコン要約筆記」と「手書き要約筆記」があります。(私は、「パソコン要約筆記」)

表示方法は「全体投影」と「ノートテイク」。パソコンか手書きの文字を「全体投影」の場合はスクリーンに表示し、「ノートテイク」の場合は、パソコンの文字を直接、聴覚障害者に見てもらいます。

パソコン要約筆記には、「IPtalk」というアプリを使用します。

要約筆記の活動は、自治体に登録して依頼を受けて行います。自治体から派遣費用(時給)も支払われます。

 
要約筆記の派遣現場では様々な課題があります。いろいろ工夫しながら対応していきたいと思います。