要約筆記試験が終わった!要約筆記試験2024体験レポート

「全国統一要約筆記者認定試験」が終わりました。

しかし音源の聞き取りがまったくできなかったため、残念ながら最悪の状態でした。

それでは、2024年2月18日に実施された「全国統一要約筆記者認定試験」の私の試験結果と試験の体験レポートをご覧ください。

来年要約筆記試験を受験する予定の方の参考になれば嬉しいです。

要約筆記試験結果

私の試験結果

桜の開花と同時に試験結果が発表されましたが、桜は散りました(涙)。

 
恥を忍んで私の試験結果を報告します。
 
試験結果
◎筆記試験:124点(120点以上で合格) 
◎実技試験の1問目:72点(70点以上で合格)
◎実技試験の2問目:50点(70点以上で合格)

筆記試験はかなり難しかったのですが、ギリギリ合格基準に達していました。

実技試験の1問目が合格基準に達していましたが、2問目が20点足りずに不合格です。音源がほとんど聞き取れなかったにも関わらず、50点という評価は意外でした。

この試験では、全ての合格基準を満たしていなければ不合格となります。

今回の受験会場で合格した人もいるため、音源が不明瞭だったとしても、聞き取ることができた人はいたことになります。

これは、タイピングの問題以前に、私の聞き取り能力に問題があるということになります。聞き取り能力を改善する方法はあるでしょうか?

要約筆記 受験者数と合格率

予想通り合格率は低かったようです。(年々難しくなっています)

要約筆記試験体験レポート

要約筆記試験タイムスケジュール

次のようなタイムスケジュールになっています。

13:00~13:10 説明
13:10~14:10 筆記試験
14:25~15:00 実技試験(手書き)
15:10~15:40 実技試験(パソコン)

実技試験で手書きとパソコンを同時に行わないのは、両方を受験する受験者が存在するためです。

要約筆記 筆記試験

60分間の筆記試験を受けました。会場には約15人ほどの受験者がいました。

<前半>

問題用紙と回答用紙が配布され、試験が開始しました。
開始早々通常はスムーズに進む選択問題が、難しくて分かりません。得意としていた記入問題も、答えが見つかりません。

ここで、今回は今までと問題の傾向が違うことに気がつきました。

<試験中盤>

試験の半ばで、時間を計るために持参したストップウォッチを押し忘れていたことに気付きました。

以前に出題された5つの事件を年代順に並べる問題がありました。一つでも間違えると不正解になる、非常に難しい問題でした。同様の問題が約5問出されました。

<40分経過(残り20分)>

「40分経過しました」と試験官がアナウンスしました。

通常であればこの時点で30分が経過していますが、今回はそれ以上の時間がかかりました。また、本番の要約筆記を想定した問題が難しく、回答できなかったためスキップしました。

時間が足りなくなってきたため、まずは問題を最後まで解き終え、その後で未回答の設問に取り組むことにしました。

 
時間がなくなり、かなり焦っていました。

<要約筆記試験終了>

試験の最後まで解けなかった問題は、終わりまで理解できず、試験時間はあっという間に過ぎました。

過去数年の問題を解いてきたものの、今回の試験はこれまでと異なる傾向があり、非常に細かい点が問われました。

筆記試験が難しかったとしても、60%以上で合格できるため、次の実技試験の準備を諦めずに進めました。
60分間集中して問題に取り組んだので、頭はかなり疲労していました。

要約筆記 実技試験

<試験前の音源テスト>

最初に試験管が「音源の音の高さを調べます。これから流してみるので聞こえない人は挙手して下さい」と言いました。

音源は早口でかつ声が明瞭ではなくて何を言っているか分からなかったのです。しかし手をあげる人はいませんでした。

 
え?みんなは音源聞こえたの?不安になりました。

<要約筆記の実技試験開始>

IPtalkのアプリを使用して音源を聞いて内容を要約して入力します。

本番開始前に音源の簡単な資料が配布され、5分ほど内容を理解したり単語登録することが出来ます。

音源が開始されました!

しかし、何を言っているのか理解することができませんでした。

聞き取ることができなかったため、入力することもできず、かすかな言葉を頼りに推測して適当に入力するという状況になりました。

音源には問題が2つありましたが、どちらも同じような状態でした。

要約筆記試験が終了して

試験終了後、多くの受験者が「音が不明瞭で聞き取りづらかった。音量を上げても改善されないと思い、手を挙げることはしなかった」と述べていました。

「全国統一要約筆記者認定試験」が行われた日には、全国の都道府県で多くの人々が同時に同じ問題に挑戦したことになります。他の地域の受験者の皆さんはどうだったのでしょう?

音源の聞き取り能力は個人差があるため、特定の状況下でも聞き取れる人はいるかもしれません。

試験の結果は一ヶ月後に発表されますが、今回は自分の中で最悪の出来だったので、結果はほぼ予測できます。もし合格していたら、それは「運」しかないでしょう。

この日は冬晴れで空気が澄んでおり、とても気持ちの良い日でした。しかし、私の心は暗雲に覆われていました。

忘れましょう。終わったことには安堵しましょう。見逃していたドラマをゆっくりと観ながら、早めに休むことにします。

2023年度の試験は、このように終わりを告げました。

 
来年度の試験まで時間があるため、試験を受けるかどうかはゆっくり考えたいと思います。

まとめ

2024年2月18日に実施された「全国統一要約筆記者認定試験」の私の体験レポートでした。実技試験では、音源の聞き取りが出来ないという想定外の状態で結果的に不合格となりました。

筆記試験の問題の傾向が変わって難しくなっています。テキストの隅々まで勉強する必要があります。