カメムシホイホイ!ペットボトルに灯油をいれてカメムシをそっと落とす

30都府県に「カメムシ注意報」が発令されました。かつては山間部でしか見かけなかったカメムシが、今では平地でも発生しているという報告が増えています。

この記事では、ペットボトルを使った「カメムシホイホイ」を準備して駆除する方法や、その他の駆除方法や予防法について、また実家でのカメムシの恐怖体験について話したいと思います。

カメムシが大量に発生するのは秋です。殺虫剤が品切れになっている地域もあるようです。早めの対策を!

カメムシホイホイでカメムシを撃退!

ペットボトルに灯油をいれたものを作っておきます。(カメムシホイホイ)

捕獲時には、割り箸を使用してカメムシを刺激しないよう注意深く捕まえ、灯油を入れたペットボトルに静かに落とし、すぐに蓋を閉めます。灯油の中でカメムシは窒息死します。

カメムシを捕まえる際には、刺激しないように注意が必要です。強烈な匂いを発するため、でそっと捕まえて処分しましょう。

 
義父がこのように駆除してました。焼酎のペットボトルには大量のカメムシの死骸が入っていました。見るだけで寒気がしました。

ペットボトルには、灯油でなくても香りの強い中性洗剤を水で薄めたものでも効果があります。

カメムシをガムテープにはさんで捨てる

ガムテープを準備し、カメムシをそっとはさみます。

この方法でカメムシを安全に捕らえることができます。ガムテープで挟んだカメムシをゴミ袋に入れてしっかりと封をし、外のゴミ箱に捨てます

カメムシ撃退法その他

家に中に侵入して来た数匹のカメムシは「カメムシホイホイ」と「ガムテープにはさんで捨てる」方法で駆除出来ますが、外にいる大量のカメムシについては次のようにします。

・殺虫剤を2週間おきに噴射(外壁や窓に噴射すると効果あり)

・カメムシは窓やドアの隙間から侵入します。サッシやドアの隙間を目張りテープでしっかり塞ぎましょう。(二重サッシでも侵入してきます)

・そっと紙に移して外に出す。

決して、叩いたり、掃除機で吸い取ったりしないでください。

カメムシの予防法

カメムシが近づいてくる前に行う予防法を紹介します。

◎ミント系の植物を置く

カメムシはミントなどのハーブ系の香りが苦手と聞いたので、独特の香りがするゼラニウムを窓辺に並べてみました。

結果、ゼラニウムの花の近くには寄ってこなかったので効果はあるようです。

◎LED照明に変える

カメムシなどの虫は紫外線に引き寄せられる習性があります。そのため、照明を紫外線量の少ないLEDに変えると、カメムシの侵入を効果的に防ぐことができます。

LED照明は省エネで寿命も長いため、環境にも優しい選択です。

カメムシが家の中に入るのを防ぎたい方には、LED照明の導入をおすすめします。

カメムシ注意報のニュース記事

 
いよいよ近くに現れたかといった感じです。

カメの甲羅のような小さくて硬い体から、強烈な悪臭を放つ――。そんな迷惑なカメムシが各地で大量発生している。果物などの農作物への被害を警戒し、「注意報」を出した自治体は2024年は30都府県に上り、5月末時点では過去10年で最多。大量発生の原因は、前年のスギやヒノキの花粉飛散と関係があると専門家はみている。

毎日新聞(2024年5月記事)

カメムシの恐怖体験

私がカメムシをただの虫と見ていた時から、恐ろしい虫へと見方が変わった恐怖の体験について話したいと思います。

<カメムシの存在を知る>

夫の実家は山間部にあり、自然に囲まれた美しい場所でした。しかし、そこでは春から秋にカメムシが発生します。

カメムシの最大の特徴は、刺激すると発する強烈な臭いです。家の中に入ったカメムシを刺激すると、その臭いが部屋中に充満し、なかなか取れませんでした。

「ブーン」という羽音が聞こえると、その先にはカメムシがいます。姪っ子たちはそれを見つけると「キャー!」と悲鳴をあげます。

嫁いだ当初カメムシの存在をよく知らなかった私は、ただの虫程度にしか感じていなかったので、姪っ子たちの反応が不思議でした。

<カメムシの存在が恐怖へ>

私が長男を妊娠中にカメムシが異常発生しました。室内にたくさん侵入して来ました。

カメムシ用の薬を噴射しても、一時的にいなくなるだけで、また別の場所からすぐに入ってきてしまいます。この繰り返しに本当に悩まされました。

窓を閉めていても、サッシの隙間からカメムシが侵入してきます。そのたびに対応しなければならず、非常にストレスが溜まりました

夜に寝ていると、「ブーン」という羽音が聞こえて照明の周りをとんでいます。布団に落ちてくることを考えると、ゾッとしました。捕獲するまで眠れないので大変でした。

妊娠中、私はずっと夫の家に住んでいましたが、カメムシの多さにノイローゼになりそうでした。そこで、日中は平地にある母の家に避難することにしました。

当時、母の家にはカメムがほとんどいなかったため、日中だけは心の平穏を取り戻すことができました。

 
「カメムシ」がもう恐怖の存在に変わりました。

<襖の溝に大量のカメムシの死骸>

春の地元の公民館清掃の当番の日、掃除していると、襖の溝にびっしりとカメムシの死骸が入ってたんです。

その数はものすごくて、ほうきで落として捨てましたが、いたのは襖だけではなかったのです。見るとこ見るとこカメムシの死骸がいて、恐怖でしかありませんでした。

カメムシは冬の間、暖かい家の中で冬を超す習性があります。

<農産物などの被害>

カメムシは畑の野菜や果物に吸口を刺して栄養を吸い取り、変形させたり、最悪の場合は枯れさせてしまいます。

これにより、収穫して出荷している農家の方々にとって深刻な問題となっています。

<洗濯物の中にカメムシ>

カメムシが発生する時期は、洗濯物を外に干しておくと、服の中に入ってきます。そして洗濯物には強烈なカメムシの匂いがついてしまいます。

カメムシが発生する時期は洗濯物は出来るだけ家の中に干したほうが良いです。

まとめ

カメムシ駆除にはペットボトル

ペットボトルを使って「カメムシホイホイ」を作っておきます。

・刺激しないように(強烈な匂いをだすため)そっと紙に移して捕獲。
・割り箸で捕まえて灯油が入ったペットボトルにそっといれる。
・カメムシをガムテームではさんで捨てる。

カメムシ駆除にはミントを

・ミント系の植物を置く(ゼラニウムは効果あり)、ミントのスプレーなど。

カメムシが家に侵入しないようにする

・家の中に侵入しないように、サッシやドアの隙間を目張りテープでしっかり塞ぐ。(2重サッシでも侵入してきます。)
・殺虫剤を2週間おきに噴射する。(外壁や窓に噴射すると効果あり)
・照明をLEDに変える(紫外線量の少ない照明は虫が寄りにくいため)

洗濯物は室内に干す

カメムシが発生する時期(9月~11月)は洗濯物は室内に干す。
・白い洗濯物が好きなので注意です。

 
殺虫剤などが品切れになる可能性があるので早めに準備したいですね!